「連休は誰も帰ってこないの…72歳女性」
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快適な暮らしを求めて実家を売却したが…(以下GOJDONLINE記事抜粋)
和子さんなりの配慮からの決断でした。売却益と貯蓄を投じて購入したマンションは、ホテルのようなラウンジがあり、バリアフリーも完璧です。生活費は年金月13万円でお釣りがくるほどで、経済的な不安もありません。
しかし、住み替えとともに失ったものがありました。それは、家族を受け入れる「余裕」です。「以前の家なら、息子家族が来ても、布団を並べて泊まらせることができました。でも今の部屋は1LDK。リビングに布団を敷いて寝てもらうのも窮屈で……」
今年の大型連休。和子さんは期待を込めて、関西に住む長男と、東海地方に住む長女に連絡を入れました。しかし、返ってきたのは申し訳なさそうな断りの言葉でした。長男からは、「最近はホテル代も高くて、家族4人で帰ると20~30万円近くかかるから。また落ち着いたら、俺だけでも帰るよ」と言われ、長女からも同様の返事があったといいます。高橋さん家族にとっては、家族が集まれる空間を放棄したことが、家族の縁を遠ざける要因となってしまったのです。「今年は、お正月に続き、ゴールデンウィークもひとりです……」
かつて、日本の住宅には「客間」や「仏間」といった、普段は使わずとも盆暮れ正月に親族を受け入れるための空間が備わっていました。しかし、現代の都市型マンションでは、そうした余白がないことのほうが多いでしょう。マンション内には「ゲストルーム」を完備している物件もありますが、設置されていないケースが圧倒的です。
親側が宿泊費を援助しようとしても、「年金生活の親に負担をかけるのは申し訳ない」という子ども側の気遣いから、結局は帰省を手控えるという悪循環も生まれています。
住み替えを検討する際には、日常生活の快適さはもちろん、その後の「家族との交流」をどう維持するかについても、具体的なイメージを持っておく必要がありそうです。
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