【駿河湾5】あれこれ
【駿河湾5】あれこれ
駿河湾内に位置する駿河トラフで周期的に発生する海溝型地震。マグニチュード8級と想定される。1978年に「大規模地震対策特別措置法」を制
定し、その中で静岡県下を中心とした「地震防災対策強化地域」を設定し、体積歪計やGPSなどの観測機器を集中し て設置することで世界でも例を見ない警戒宣言を軸とした「短期直前予知を前提とした地震対策」をとることになる。その後20年を経過して、観測データの蓄積や技術の向上によって想定を見直すこととなり、2002年には愛知県や長野県下まで「地震防災対策強化地域」が拡大された。
2「海洋深層水かいようしんそうすい」deep ocean water:DOW, deep sea waterまたは単に深層水とは、水深が200メートル以下の深海に分布する、表層とは違った物理的・化学的特徴を持つ海水のことである。よって、海水の90%以上は海洋深層水にあたると言える。これは産業利用上の定義であり、海洋学上の定義とは異なる。低温で無機栄養塩に富み、
大気の影響をほとんど受けないため表層に比べて変化が少ない。太陽光が十分に届かないため植物プランクトンが成育せず、表層との混合も起こりにくいため溶存酸素に乏しい(ただし、日本海固有水は溶存酸素量が豊富であることが特徴である)。また長期にわたって表層から様々な物質が沈降するため、ミネラルや栄養塩に富む。この海水が特定の海域で表層へ上昇することがあるが、そこは非常に生物生産性の高い海域となり好漁場となる。
3「サクラエビ桜海老」Sergia lucens は、エビ目(十脚目)・サクラエビ科に属するエビの一種。深海に生息する小型のエビである。日本国内の水揚げ量の100%は駿河湾産で、主要な漁期は4-6月までと10-11月。6月11日-9月30日までは繁殖期にあたり禁漁と定められている。サクラエビ漁の歴史は浅く、明治27年(1894年)に由比の漁師が、アジの網引き漁をしていたときに網が深く潜ってしまい、そのとき偶然にも大量のサクラエビが捕れたことが始まりとされている。主な水揚げ港は由比漁港、大井川漁港。
4「相良油田さがらゆでん」は、静岡県榛原郡菅山村(現在の牧之原市西部)にあった油田。日本では太平洋岸唯一の産油地だったが、産油量の激減や、日本国外からの安い原油の輸入などのため、1955年に廃止になった。世界的にも希な軽質油で、精製せずにそのままで車が動くほどだった。1873年(明治6年)5月に手掘りにより採油が始まった。1874年(明治7年)には、日本石油(現:新日本石油)によって日本で最初の機械堀りが行われた。最盛期の1884年(明治17年)頃は、約600人が働き、年間721キロリットルが産出されていた。採油を停止したのちの1980年(昭和55年)11月28日には静岡県指定文化財(天然記念物)となり、今では「油田の里公園」として周辺が整備されている。
「日本一深い」駿河湾は駿河トラフが有名なほど、湾の奥まで深海が連なっています。最深部は水深2500m、近海で大物が釣れるのも頷ける海底地形。河川の影響から海底地形が複雑で多くの海底谷を有する。東側は伊豆半島の中央を流れる狩野川の河口が湾の最奥部にあるため流入河川が少なく表層水は澄みやすい。西側と異なり海底谷は少なく淡島などの島嶼や大瀬崎のような陸繋島が見られる。湾南西部には水深平均100m、最浅部32mの石花海(せのうみ)と呼ばれる台地が存在し、好漁場となっている。
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